灰色の国 (くるー)

創作小説をはじめ、その他徒然と書いています。

2018-01-01から1ヶ月間の記事一覧

永遠に続くことはないってこと

田園の中 一羽のとりがいつもいる いつも 一羽でそこにいる。 雨でも晴れても関係なく いつも一羽でそこにいる。 ある日田園から一羽のとりは消えていた。 何処へ行ったかわからない。ただそこからはいなかった。 当たり前に続いていくことなんてないはずな…

物申します。 学歴と奨学金について

電車でも、ネットの広告でも… 最近 見るたびにモヤモヤとする広告があります。 それは 『 通学不要! 学歴とって 年収アップ 』的な広告です。 勤めはじめてからは 給料と学歴がほぼイコールであると痛感しました。 特に、適当に仕事をしている人たちが、学…

自己絶望

亡くなる者必ずあり 死は平等に訪れる。 永遠に生きるものなどなく 有限の生であるが故 人は 強くあろうと 強く生きようともする。 理解あるつもりだったけれども まだ足りていないようで 亡くなったことより 故人に "置いていかれてしまった"と思ってしまう…

深海生物

真冬の夜 突き刺すような冷気と 澄んだ空気 それによって遠く 遠くまで見渡すことのできる夜景 時折 車のヘッドライトが ゆらゆらと 泳ぐが如く 流れてゆく 不安 緊張 焦燥感 深海のようなこの中でなら 少しだけだけど 抱きしめていける

ひとつのかたち

いつもの他愛もない会話 いつものつまらない喧嘩 そして仲直りをする それを繰り返していると 「また元通りになれる」と 御都合主義的に、そして自動思考的に考えてしまう。 「いつもいる人、いつもあるものが 絶対に 元に戻る保証なんてどこにもないのに」…