灰色の国 (くるー)

創作小説をはじめ、その他徒然と書いています。

2016-08-01から1ヶ月間の記事一覧

我が中規模都市の夏

今週のお題特別編「はてなブログ フォトコンテスト 2016夏」 私、くるーの現在暮らしている町は、 大規模都市でも、過疎化の進んだ町でもない、『中規模都市』と言われる部類の街です。 そして、私は写真撮影をしながら散歩をすることも、趣味でありますので…

歪な秘密の共有者

人には、誰しも見せない一面がある。 その人のことを 本当に知ろうとしなければ、その人のことなんて、絶対に理解できまい。 …見た目で、話し方で、態度で、ある程度のことは分かる。 しかし、それはきっと その人の表層のみ。 僕はそれまでの『彼女』が、今…

ドクダミとシロップ

『僕は、この世界は美しいと思うんだ。毎日がキラキラさ!』 幼馴染の彼はよくこう口にする。 彼は天真爛漫、誰とでも仲良くなれて、 いつも人の輪の中心にいて、人気者で。 …とても とても、優しいのだ。 物心ついた時から、彼はいつも一緒にいた。 幼稚園…

夏休みの宿題の定番 『読書感想文』

お題「読書感想文」 読書感想文と言えば、夏休みの宿題の定番の1つですよね? 私、くるーは 実はこの『読書感想文』と言う宿題が、当時は大層嫌いでした。 …そもそも、小学・中学時代は、 『本を読む』と言う行為自体、ほとんどしませんでした。 ですが 今…

No one lives forever

(この小話はフィクションです) 大好きだったおばあちゃんが死んだ。 あたしが13歳の時だ。 高校一年生の時、同級生が事故で亡くなった。 翌年、前日まで普通に話していたお隣のお爺ちゃんが、翌朝 亡くなった。 憧れていた先輩は、いつの間にか自傷行為をや…