灰色の国 (くるー)

創作小説をはじめ、その他徒然と書いています。

not exist

 

電気の箱の郵便箱

開くとあふれ返るほど入ってる。

 

自分の差し出し開いてみると

書きかけの

はたまた 書いたが送っていない。送れない。

宛先のない手紙が崩れて出てきた。

 

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ああ、きっと 宛先が存在しない

ただ在るだけの想いが 

何処にも届かず 届けず そこに在る。

 

-存在しない-

ちょうど一年! "一人暮らし2年生"

私こと くるーは、昨年の3月より、

実家を出て現住所へ引っ越し、

人生初の一人暮らしを始めました!

 

思い返すと「もう一年なのか?!」と驚く反面 「色々なことがあったなー」と思います。

 

今回は 私 くるーが一人暮らしを始める前の状況から賃貸探し、

一人暮らしを始めて大変だったこと、

一年振り返って 案外大丈夫だったことなどを綴りたいと思います!

 

 

 

1. 実家生活 

くるー ステータス→ 社会人として落ち着いてきた頃、家族とその一族を含めた"ある出来事"があり、一人暮らしを決意

決意から3日で賃貸契約

1ヶ月後には一人暮らしをスタートさせていました。

 

賃貸探し

こちら『いい部屋ネット 』から近くの大東建託の支店へ

http://sp.eheya.net/m/s/

 

…私が部屋を探していたのは2月中旬…

つまり『良い物件は消えている時期』ではありました。

が、現在の快適な物件を契約することができました!

 

この際の営業さん曰く

『確かに早い人はとっくに決めている時期ではありますが、例えば公務員、教職員や警察関連の方達の異動が、この後の時期で、そこが終点』だそうでした汗

 

結構、スライディング気味でした!

 

 

 

2.苦労したこと

金銭面

とにかく初期費用はかかりました

私の場合は削れるところは削ったつもりですが

敷金礼金・家賃・家具家電製品・回線等の初期事務手数料、などなど

予想よりも貯金が綺麗さっぱり消えました笑

約45万円ほど!

 

手間!

水道の契約、電気・ガスの契約・市役所への届け出、警察署への免許証の住所変更からの金融関係への届け出

プラス職場etcへも届けと伝達…

これは意外なほど手間でした!

 

健康面

食事はもともと自炊は得意な方でしたので、栄養関連はそこまで意識せずに管理できていたと思います。

が しかし!今年1月 成人してから初のインフルエンザに罹ってしまい(予防接種は済ませたのに!)

部屋で一人で寒く過ごしていました泣

 

 

 

案外大丈夫だったこと

 

寝坊や遅刻

一人暮らしを始めて1ヶ月くらいは寝坊からの遅刻を心配しましたが

そこは案外、なんとかなりました

こういう慣れってすごい!

 

近隣トラブル

特別なく、挨拶も自然に交わせる隣人さんへ

 

掃除 やるのは簡単…ただ疲れる( ̄▽ ̄)

 

 

追記

一人暮らし2年生のくるーは4月から、今の住所から移らずに、職場の異動となりました。

また環境が変わる方が不安ではありますが

なんだかんだでやっていってみます!

これでけっこう、楽しんでますしね^ ^

 

 

ハラスメント

 

職場で(というか現在の風潮的にもあるけれど)

「ハラスメント」に関する啓示だの、伝達・ニュースを最近よく耳にする。

世の中の風潮的にも、

会社としても「ちゃんとやって(守って)ます!」と言いたいんだろう。

 

十数年前まではハラスメントと言ったら

「セクハラ(セクシャルハラスメント)」という言葉しか(少なくとも私は)知らなかったが、

現在は「パワハラ」「モラハラ」「マタハラ」etcとにかくいっぱいありますね?!

 

くるー

『正直、どこまでがどこまでなんだろう?』といつも思います。

 

 

 

パワハラパワーハラスメント

「先輩社員が後輩社員の仕事ができていないことについて、本人が居ようといまいとかかわらず言いまくる。後輩がミスをすると顧客が居ようと大声で文句を言いまくる」

 

モラハラモラルハラスメント

「顧客の個人情報をネタとして盛り上がって話す」

 

マタハラ→マタニティーハラスメント

「妊婦状態で採用(産休後の復帰を期待し)現場へ登用、本人体調を考え産休予定より早めに休職→他社員の反感をかう」

 

 

個人的には上記すべて クロ だと思っています。

 

社会の形が変われば、世の中も変わり、働き方だって変わっていきます。

またそれぞれに立場や言い分、役割だってあるわけですから、

余計に他人へ「言いたいこと」や「抱く不満や感情」は、その分だけあると思います。

 

 

私自身、不満は多々です!

ただし 自分へ課しているルールがあります。

 

『不満があふれ出しそうになったら、まずその相手にその旨を(なるべく優しく(笑))伝える。伝えても常軌を逸脱したら、かかわらないorもう一度直接ぶつける』です。

そして『それをしていないのならば、その相手に対して四の五の言うことのできる資格はない』とも思ってやっています。

 

なんとなく、こんな独り言を言ってみたです。

四季の春

 

???

『…春は嫌いなの』

 

年度末で忙しい部署も多々あるとは言え、

現場の一図書館司書の、とりわけ廃れた町の分室図書館に勤める僕たちにはあまり関係なく

今日も来館人数は小学生が複数名、やってくるだけだった。

 

彼女 "水上澄子"は 暇を持て余したようで、窓の外を眺めながらボソッと呟く。

 

僕こと 杉澤健也は、貸し出しカウンター越しにそんな彼女を見つめる。

 

健也

『…澄子さん、そんなことより暇ならこっちの書架整理手伝ってくださいよ』

僕はいつも、色々と"遅い"のだ。

受け持ち分の仕事が澄子さんは終わってしまっているが、僕はまだ半分も残っている。

(後輩の僕を手伝ってくれるという発想はないのだろうか?)

 

などと思っていると 澄子さんは無言でこちらへ来たと思ったら 、僕の受け持ち分の書架整理を手伝ってくれた。

 

健也

『…ありがとうございます…』

 

澄子

『…いいよ、こっちこそ気がつかなかった。ごめん』

 

謝ることじゃないのにと思いつつ

2人で書架整理を行っていると、隣接する小学校からチャイムが聞こえた。

 

それを聞いた澄子さんは手をビクッっと強張らせた。

 

健也

『…澄子さん…?』

 

僕はこの図書館へ異動して、半年が経ったが

未だに澄子さんのことはあまり知らない。

暗いわけではないが普段から物静かな彼女

僕自身から彼女へ聞かなかったということもあるが、

彼女も僕と同様に、自分のことを話すのに抵抗がある人のように思えたからだった。

 

澄子はまた再び書架整理を再開した。

 

その書架整理が終わったところで、澄子さんは急に声のトーンを変えて声を出した。

 

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澄子

『 ああ、寒いほどひとりぼっちだ 』

 

僕は彼女を見ようとしたが、彼女はそっぽを向いてしまい表情が見えない。

 

健也

『 "山椒魚"…ですか?』

 

彼女が言った言葉はある文豪の一節だ

 

澄子

『 なんか変だよね。暖かくなるにつれて、一気に色々なものが変わっていって、私はいつも置いていかれる。

…そういう時"寂しい"っていうはずなのに、私には"寒い"の方がしっくりくるの』

 

健也

『 感覚も感性も人それぞれですしね。

…でもそうですね、僕も春は嫌いです。 いい思い出がないですからね』

 

澄子さんがなぜ今こういったかは、僕にはわからない。

わからないけれど、僕自身も含めて 人には言いづらいことは多少なりともあって、

でも時々 ひとりで抱えているには重すぎるってこともあると思う。

 

そんなことを考えていると、澄子さんは1人 別の書架を確認しに離れていった。

言の葉

 

争いの口火を引き立てるのはまず言葉だ

 

憎悪 嫉妬 正しいと思いこんでいる思想 報復

 

どれもこれも もとをたどればいつだって

これらの感情を煽る扇動者の言葉が

すべての始まりなんだ

 

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???

『 言葉は力…力は使い方を誤れば凶器になる。』

 

先代曰くなんだろうな

 

先代

『 言葉をおろそかにする者は、いつか報いを受ける。 それには気をつけなさい 』