灰色の国 (くるー)

創作小説をはじめ、その他徒然と書いています。

ハラスメント

 

職場で(というか現在の風潮的にもあるけれど)

「ハラスメント」に関する啓示だの、伝達・ニュースを最近よく耳にする。

世の中の風潮的にも、

会社としても「ちゃんとやって(守って)ます!」と言いたいんだろう。

 

十数年前まではハラスメントと言ったら

「セクハラ(セクシャルハラスメント)」という言葉しか(少なくとも私は)知らなかったが、

現在は「パワハラ」「モラハラ」「マタハラ」etcとにかくいっぱいありますね?!

 

くるー

『正直、どこまでがどこまでなんだろう?』といつも思います。

 

 

 

パワハラパワーハラスメント

「先輩社員が後輩社員の仕事ができていないことについて、本人が居ようといまいとかかわらず言いまくる。後輩がミスをすると顧客が居ようと大声で文句を言いまくる」

 

モラハラモラルハラスメント

「顧客の個人情報をネタとして盛り上がって話す」

 

マタハラ→マタニティーハラスメント

「妊婦状態で採用(産休後の復帰を期待し)現場へ登用、本人体調を考え産休予定より早めに休職→他社員の反感をかう」

 

 

個人的には上記すべて クロ だと思っています。

 

社会の形が変われば、世の中も変わり、働き方だって変わっていきます。

またそれぞれに立場や言い分、役割だってあるわけですから、

余計に他人へ「言いたいこと」や「抱く不満や感情」は、その分だけあると思います。

 

 

私自身、不満は多々です!

ただし 自分へ課しているルールがあります。

 

『不満があふれ出しそうになったら、まずその相手にその旨を(なるべく優しく(笑))伝える。伝えても常軌を逸脱したら、かかわらないorもう一度直接ぶつける』です。

そして『それをしていないのならば、その相手に対して四の五の言うことのできる資格はない』とも思ってやっています。

 

なんとなく、こんな独り言を言ってみたです。

四季の春

 

???

『…春は嫌いなの』

 

年度末で忙しい部署も多々あるとは言え、

現場の一図書館司書の、とりわけ廃れた町の分室図書館に勤める僕たちにはあまり関係なく

今日も来館人数は小学生が複数名、やってくるだけだった。

 

彼女 "水上澄子"は 暇を持て余したようで、窓の外を眺めながらボソッと呟く。

 

僕こと 杉澤健也は、貸し出しカウンター越しにそんな彼女を見つめる。

 

健也

『…澄子さん、そんなことより暇ならこっちの書架整理手伝ってくださいよ』

僕はいつも、色々と"遅い"のだ。

受け持ち分の仕事が澄子さんは終わってしまっているが、僕はまだ半分も残っている。

(後輩の僕を手伝ってくれるという発想はないのだろうか?)

 

などと思っていると 澄子さんは無言でこちらへ来たと思ったら 、僕の受け持ち分の書架整理を手伝ってくれた。

 

健也

『…ありがとうございます…』

 

澄子

『…いいよ、こっちこそ気がつかなかった。ごめん』

 

謝ることじゃないのにと思いつつ

2人で書架整理を行っていると、隣接する小学校からチャイムが聞こえた。

 

それを聞いた澄子さんは手をビクッっと強張らせた。

 

健也

『…澄子さん…?』

 

僕はこの図書館へ異動して、半年が経ったが

未だに澄子さんのことはあまり知らない。

暗いわけではないが普段から物静かな彼女

僕自身から彼女へ聞かなかったということもあるが、

彼女も僕と同様に、自分のことを話すのに抵抗がある人のように思えたからだった。

 

澄子はまた再び書架整理を再開した。

 

その書架整理が終わったところで、澄子さんは急に声のトーンを変えて声を出した。

 

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澄子

『 ああ、寒いほどひとりぼっちだ 』

 

僕は彼女を見ようとしたが、彼女はそっぽを向いてしまい表情が見えない。

 

健也

『 "山椒魚"…ですか?』

 

彼女が言った言葉はある文豪の一節だ

 

澄子

『 なんか変だよね。暖かくなるにつれて、一気に色々なものが変わっていって、私はいつも置いていかれる。

…そういう時"寂しい"っていうはずなのに、私には"寒い"の方がしっくりくるの』

 

健也

『 感覚も感性も人それぞれですしね。

…でもそうですね、僕も春は嫌いです。 いい思い出がないですからね』

 

澄子さんがなぜ今こういったかは、僕にはわからない。

わからないけれど、僕自身も含めて 人には言いづらいことは多少なりともあって、

でも時々 ひとりで抱えているには重すぎるってこともあると思う。

 

そんなことを考えていると、澄子さんは1人 別の書架を確認しに離れていった。

言の葉

 

争いの口火を引き立てるのはまず言葉だ

 

憎悪 嫉妬 正しいと思いこんでいる思想 報復

 

どれもこれも もとをたどればいつだって

これらの感情を煽る扇動者の言葉が

すべての始まりなんだ

 

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???

『 言葉は力…力は使い方を誤れば凶器になる。』

 

先代曰くなんだろうな

 

先代

『 言葉をおろそかにする者は、いつか報いを受ける。 それには気をつけなさい 』

永遠に続くことはないってこと

 

田園の中

一羽のとりがいつもいる

いつも 一羽でそこにいる。

 

雨でも晴れても関係なく

いつも一羽でそこにいる。

 

 

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ある日田園から
一羽のとりは消えていた。

 

何処へ行ったかわからない。
ただそこからはいなかった。

 

当たり前に続いていくことなんてないはずなのに
私はいつも

なくなったから
そこに気づく

 

 

物申します。 学歴と奨学金について

 

電車でも、ネットの広告でも…

最近 見るたびにモヤモヤとする広告があります。

それは

『 通学不要! 学歴とって 年収アップ 』的な広告です。

 

勤めはじめてからは

給料と学歴がほぼイコールであると痛感しました。

 

特に、適当に仕事をしている人たちが、学歴だけの理由で自分より給料がいいと思うと多々

 

くるー『 …やってられるか?!!!』となることもありました。

 

(現在は、自分やその人たちの昇給関係で、ある程度は納得できる感じにはなりましたが笑)

 

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話しはされましたが

年収を上げるために大学へ

 

勤めながら大学等で勉強することは、例え年収をあげるための理由とは言え

個人的には良いと思います。

仕事と勉強を両立させるという苦労をしてまで年収をあげようとしているのですから

 

そこよりも

『大学をでていれば 高卒より給与が良い』や『だからとりあえず大学へ』といった考え方が納得いきません。

 

センター試験終了後にこんな話題は良いのかと思いますが、

本当に全員が勉強をしたくて進学した人たちなのか?や

逆に勉強をしたくても、金銭的な関係で進学

または希望先へ入学できないという人はどれぐらいいるのでしょうか?

 

国が定めている 日本学生支援機構奨学金制度

奨学金という名の学資ローン(°▽°)

 

返済には大体の方が10年ほどかかるともききます。

 

『子どもの未来はその国の未来でもあります』

あるお寺の住職さんの説法の中にありました。

 

どうかその部分を

お国の偉いからには頭の脳核レベルで理解してもらいたいです!

自己絶望

 

亡くなる者必ずあり

死は平等に訪れる。

永遠に生きるものなどなく

有限の生であるが故

人は 強くあろうと 強く生きようともする。

 

理解あるつもりだったけれども

まだ足りていないようで

 

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亡くなったことより

故人に

"置いていかれてしまった"と思ってしまう。

 

自分はそういう人間なのだと

ここに来てようやく理解する。

深海生物

 

真冬の夜

突き刺すような冷気と 澄んだ空気

それによって遠く 遠くまで見渡すことのできる夜景

 

時折 車のヘッドライトが ゆらゆらと

泳ぐが如く 流れてゆく

 

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不安 緊張 焦燥感

深海のようなこの中でなら

少しだけだけど 抱きしめていける