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灰色の国 (くるー)

創作小説をはじめ、その他徒然と書いています。

蒼い魔術師は悪夢を屠る 16



私は、戦闘予測地帯の図面をホログラムで出した


ナタリー
『まず、『出現の際に予測される』現象
…周辺の急激な地形変化と、生態系変化、それが確認されるまでに、その地域一帯を固定する『杭』を打ちます。
しかし、現象が確認されてからは、より精度を増すために、上級官クラスの魔術師数名に、杭の役割を担ってもらいます。

パラドクスの王…『矛盾の王』が出現すると同時に、
配下となるパラドクスも数千の規模で出現すると考えられていますので、
それらを、戦略級魔術術式の一撃で葬ります。
その為の杭です。

…杭を事前に打ち込むことで、2つの利点が、確実に活かせます。

1つ目は、その一撃、戦略級魔術術式を、正確に、さらに簡略的に発動することができます。
2つ目は、杭を連結、循環させることで、複数の魔術師との合同魔術術式が容易に可能となり、効果を増幅させることができます。』


スレイヤー
『…その一撃のみでは『矛盾の王』を屠ることは、やはり不可能か?』

ナタリー
『…おそらくは不可能かと…ダメージは与えることはできると思いますが、致命傷には至らないと考えています。』


『…では、その他のパラドクス数千規模は、どこまで減らすことが可能か?』

ナタリー
『…予測では、8〜9割は削れます。』

ハルナ
『では、残党の1〜2割の対処は?一筋縄ではいかないのではなくて?』

ナタリー
『…残党は、おそらく、個体の能力が高いか、魔術耐性が高いものであると考えます。
なのでその点に関しては、
パラドクス1体につき4〜5名のチームで、つまりは1対4の体制で殲滅当たるように、チームを編成します。』

アレックス
『『蒼』の、肝心の『矛盾の王』はどう対処するのか?』

ナタリー
『…ここでですが、ソードマン室長、限定解除術を使用したいと考えています。その許可を頂けないでしょうか?』

スレイヤー
『…どの術かね?』

ナタリー
『…『終焉のトランペッター』…それを使用したいと考えいます。』


ラック先生とソードマン室長以外が、動揺の色を示した。
無理もないか…


スレイヤー
『『終焉のトランペッター』…リスクは承知の上か?』

ナタリー
『はい。しかし、リスク、危険性を極力軽減させる手段を取った上で、発動術者は私が務めます。』




この特務会議の、先ほどの宣言で、
魔術的に使用不可能な状態に封印されていた
禁忌の兵器、術とされているものを、
文字通り限定的に解除することを可能とさせるものである。



…終焉のトランペッターは、その禁忌の術としても最高ランクのものだ。



その後、具体的に計画を立てた。

1週間後より、隊の編成、及び、計画の実行を開始した。


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