灰色の国 (くるー)

創作小説をはじめ、その他徒然と書いています。

蒼い魔術師は悪夢を屠る 2




「まあ、できる人は大変だねー。
さすが、史上最年少で「蒼」の称号を得た魔術師だね。
君がいないと正直、「分室」の業務も滞ると思うから、帰ってきてからも覚悟しておいてねー」
 
 


 
ナタリー
「…マジですか…。はい、わかりました。覚悟はしてきます。」
 
 
 


 
 
トーキ分室長こと「トーキ・ハインド」は、
すべてにおいて「オープンな人」だ。
 
例えば、分室長に任命された理由は、
本人曰く、半分は仕事の成果だけれども、
もう一つは、「家の力=ハインド家の力」とのことを
自ら、あけっぴろげに言うような人だ。
 



 
…まあ、「良い上司」であることは確かであるが…
 
 
 
 
 



 
私は、来月から始まる、アカデミー講師としての出向の件と、

現在進行形の
「戦略指揮計画書」の作成のことで頭がいっぱいであった。
 
 
 
 
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