愚者と女帝と刑死者と 33
喫茶 からめる 小話 ①
イケメン先輩さんと刑死者
『先輩はその…ゲイなんですよね…?』
『そうだよ。現在 彼氏 募集中!』
『…(『彼氏』募集中なんだな?)』
『あ、でもごめんねー』
『??』
『少年君はさ、
なんとゆうか…可愛すぎて、タイプじゃない!』
『…(ひとまずは安心…かな?…そもそも…フラれた…?)』
喫茶 からめる小話 ②
理系女子先輩と刑死者
『先輩って、リケジョってことですよね?
前 話していた彼氏も、
やっぱり同じ大学の方なんですか?』
『違うわよ。なになに?やっぱり少年も、
そうゆうのが気になるお年頃〜w?』
『いえ…純粋にどんな人なのかなと…』
『…彼は高校生よ…』
『……え!?…』
喫茶 からめる小話 ③
主婦さんと刑死者
『あのさ少年君…悪いとは思ったけど、
君が、どうして働きながら高校に通ってるか、理由を聞いちゃったんだ…
あのさ…困ったら、お金の事以外だったら相談にのれるからさ…なんでも言ってね…!』
『…ありがとうございます…(たぶん、すごい心配してくれてるんだな…)』
喫茶からめる小話 ④
オーナーと刑死者
オーナーがじっと僕の方を見つめてくる。
『あの、なにか…?』
『今からする話は、与太話程度に聞いてちょうだい…』
『?』
『少年君からさ、『ある独特の匂い』を感じるの…。そして君の幼馴染達からも
同様に、また『違う種類の匂い』を感じたの…』
僕は、オーナーの話の意味が
全くわからなかった。
『そんなに深く、考え込まなくて良いわ。
さっきも言ったでしょう。与太話程度でと…』
オーナーは続けた。
『あ、この後 アポががあったんだったんだわ!お店の方、あとよろしく!』
とそれだけ言い、去っていった。