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灰色の国 (くるー)

創作小説をはじめ、その他徒然と書いています。

愚者と女帝と刑死者と 24


『お前ら3人 相変わらず、くっついてるなー』

とある男子が、僕らにそう声をかけてきた。
こいつ、誰だっけ…?





でも確か、
小学校からの同級生の1人だったか?と考えていた。






愚者は手を止め、強張った表情で、
その男子を睨む。


そこでようやく思い出す。


確か 小学生の時、
愚者と喧嘩になり、
彼女に殴られたという男子だ!






その男子はヘラヘラしながら
僕の方を向き、
こう言ってきた。

『てゆうか、お前 よくこの2人といるよなー 
そっか、男子の友達少ないもんなー
いや、そもそも友達自体も少ない奴だもんなーお前』
と、一方的に僕に突っかかってきた。

…なんなんだ?










こうゆう時、普通だったら、
だいたい
2パターンに反応が分かれる。



怯えて黙ってしまうか
やり返す



でも僕は、
前にも言った通り
『ズレている』ので
どちらのパターンも当てはまらない。






僕はその男子生徒のことを
よく観察した。





その間にも愚者は 
その男子に手を出そうとするが、
僕がそれを制す。








その男子生徒、
よく見ると若干足元が危うい。
僕の反応もあまり見ず、一方的に語っている。

そして 呂律が回っていない。









…おそらくであるが、
その可能性が一番高い。






よし、こうしよう。





僕は女帝から
羽子板も渡してもらい、
その男子に近づく。





そして、
その男子の頭を、羽子板で引っ叩く。