”悪鬼”と呼ばれた老人の弟子

…それは暖かな春の日の出来事だった。 幼く親の無い僕は、縁者や知り合いの家を転々と回りながら暮らしていた。 もちろん学校へは通っていない。 同い年くらいや、若しくは僕よりも小さい子が通学カバンを背負って歩いている様子を見ると 何故か僕は口の中が酸っぱくなる。 ある日 漠然と思った。 (このままではいけない…