灰色の国 (くるー)

創作小説をはじめ、その他徒然と書いています。

古傷と想い出

 

カンカンカンと かなり古びた鐘が鳴る

遮断機の降りる音

 

対面の 線路の向かうで確かに見えた

懐かしい顔

 

f:id:zitumiki:20170925090925j:image

 

美しい思い出は鮮やかに

美化されてゆくようだけれど

 

f:id:zitumiki:20170925091035j:image

 

辛く 苦しい思い出は

いつしか色褪せ薄れゆく。

 

けれども確かに その傷はあった。

空虚な楽園 -短編詩-

 

神のすまない地は荒れる

 

人がおらずも神様の

住む土地には

おかしなことだけれども

"寒さ"と"暖かさ"が混同して存在している。

 

f:id:zitumiki:20170924151836j:image

 

 

盛えた土地でも "なにもない"地は

キラキラしていて明るいけれど

 

空っぽな

空虚な楽園ができあがる。

特別お題『働きながらの高校生活』と『16歳』

「『働きながらの高校生活』と『16歳』」 

 

 

…私 くるー(HN)は現在 社会人数年目

(年齢は???で笑)

 

以前の記事でも書いてありますが、

私の職種はいわゆる”専門職”になります。

 

その職を志したきっかけは…またいずれとしまして…

 

私が中学生の頃、

卒業後の進路のことを相談すると、私 自身の事情 + 家庭の諸事情とで親からは

「高校までは絶対に出してあげる…けど、それ以上の進学は援助できない。」と言われていました。

 

しかし若かれし、思春期・反抗期真っ只中の くるーはそれに納得できませんでした苦笑

 

(特にクラス単位とかの集団行動はとにかく苦手でしたが、

勉強自体は好きでしたので 当時は「勉強も遊びもしたい!それに今時 高卒で通用するのか?!」と…

 

そこで特に、中3になってからの最初の三者面談

(それまでも進路の話のたびに親子で小競り合いはありましたが)

ついに母と学校の教室で全面衝突!

…その時 担任の先生の意見も混ざり合い、まさに混沌(カオス!)

 

そこから一年間 ずーっと揉めに揉めて、

最後には親 担任からほぼ呆れられながら

中学生の私の意見を通しさせてもらう方になりました。

 

それは

『高卒後も進学したい。

費用は自分で工面する。そのために通信制高校へ進学しながらその後の学費を稼ぐ』と言うものです。

 

親は

『普通の高校へは行かせられるんだから…』とそれでも言い続け、

担任は

『そんなに甘いものじゃない。』と『一度失敗すれば学ぶだろう』とも言われました。

 

 

けれども結局私は通信制高校へ通いながら、

コンビニ店員やスーパーの品出し 接客業や単発のイベント設営スタッフなどやりながら、

高校の課題をこなし、

なんやかんやで高校も(部活動をしながらも)無事卒業、目標の学費を貯めることも達成

 

その後はその費用で進学して国家試験を受け、合格 就職し 現在へ至ります。

きっと ”あらし”のせい

 

暑い空気が蔓延する季節でも

それでも変わらず、冷え切った瞳で、忌々しげに空を仰ぎ見る。

 

最初の挨拶から、帰りの挨拶まで

彼は視線を合わせてわせてはくれなかった。

 

今日もまた、そんな”冷え切った瞳の彼”が帰ろうとする。

しかし帰れない。

 

数刻前から始まった暴風雨

こんな天気では帰路にはつけない。

 

f:id:zitumiki:20170726172600j:image

 

???

『…バイバイってさ、僕は嫌いなんだよ。』滅多に口を開かない彼が独り言のように呟く。

 

私は思わず、尋ねてしまった。

『なんでなの…?』と

 

ひどい雨音の中でも彼は私の声が聞き取れたようだ。

 

『 バイバイの…その瞬間のサヨナラが、本当に最期の挨拶になってしまうって、…そしてそれはいつ何時おきてもおかしくはないってことを知ってるから…かな?』

最後に疑問系でこちらへ返した彼の表情は、若干はにかんでいた。

 

私はただ『そうなのか』としか返すことができなかった。

 

そして再び無言

雨もいっこうに止みそうにない。

 

沈黙に耐えかねて今度は私から話しをふった

『…どうして…今までほとんど誰ともかかわろうとしなかった貴方が、そんな話しを私にするの…?』と恐る恐る。

 

彼は一考した後に

『きっとこんな天気だからだよ』と

まるで他人事のように言った後に彼は雨の中へ飛び込みずぶ濡れになりながら走り去った。

歪み -短編-

 

あの時

いや、正確にはわからない何処かの時点で

なにかが狂ってしまったようで 

 

 f:id:zitumiki:20170623122315j:image

 

夜明けはまだまだ見えないけれど

…夜が明けるまで

いられるかもわからずとも

今一度 

自身の信じる方角へ

 

 

 

(無題 02)

 

(なにも知らないくせに)

知ったような口で語らないで 

 

(あなたの頭の中の現実が)

本当の真実だと思ってしまわないで

 

-妄想-

f:id:zitumiki:20170616235544j:image

尊きふるさと -短編詩-

 

大概の人は失くしてからそれの価値に気づき、後悔をする。

 

喪失することによって 初めて価値を得られるのだ。

 

代償と言うと

なにか嫌な響きになってしまうけれども

お金に 近い一面と感覚でもあるのでは?

 

喪失と言う気持ちと引き合えに

価値の尊さを得られるのだから

f:id:zitumiki:20170613120836j:image